ジムニー ノマドに買い替えるべき?5ドア化で実用性アップされた新世代ジムニー徹底解説

「ジムニーらしいタフさは残しつつ、後部座席や荷室の使い勝手を重視したい」──そんな方に注目されているのが、スズキの新モデルジムニー ノマドです。ジムニーで初となる5ドア仕様を採用し、居住性と積載性が大幅に向上しています。

1. ジムニー ノマドとは?5ドア化の魅力と背景

2025年4月、スズキは待望の5ドアモデル「ジムニー ノマド」を正式発表。ジムニーシエラをベースに後席アクセスと荷室利便性を強化しつつ、ジムニー伝統の悪路走破性を継承しました

2. パワートレインと主要スペック(1.5L K15Bエンジン、4WD)

搭載エンジンは1.460L K15B型直列4気筒DOHC(約102PS/130Nm)、4WDパートタイム方式、トランスミッションは5速MTまたは4速ATを選択可

3. グレード構成と価格帯(1グレード:MT/AT)

グレードは1種類のみ。MTモデル:2,651,000円、ATモデル:2,750,000円とシンプルな設定です

4. ボディサイズ・室内・荷室の実用性比較

  • 全長3,890mm、全幅1,645mm、全高1,725mm、ホイールベース2,590mmと旧型より約30cm延長
  • 後部座席は前モデルより90mm広く、シート位置も高くなり乗り降りが快適
  • フルフラットに近いシートアレンジで車中泊も可能。ラゲッジスペースも拡大。

5. 燃費性能と維持費目安

WLTCモード燃費は約13.6km/L、市街地で11.6km/L、高速で14.3km/L。燃費はシエラよりわずかに低下しているものの、5ドア化による実用性向上を考慮すれば許容範囲内です

6. オフロード性能と走破性(ALLGRIP PRO, ラダーフレーム等)

ラダーフレーム+3リンクリジッドアクスル+ALLGRIP PRO 4WDシステムにより、道路状況を問わず高い走破性を維持。最低地上高210mm、アプローチ/デパーチャー角もジムニー同等です

7. 安全装備と快適装備(DCBS II, ACCなど)

4AT車にはアダプティブクルーズコントロール(ACC)、ステレオカメラによるDual Camera Brake Support II(DCBS II)搭載。アイドリングストップ、横滑り防止、ハイビームアシストも標準装備】

8. 買い替えメリットと注意点(納期や価格)

  • メリット:5ドア化による実用性向上、ジムニーの走破性を継承、MT/AT選択可。
  • 注意点:納期は長期化、生産停止中で再開未定。中古プレミアム価格も上昇中

9. ライバル車との比較(ジムニーシエラ、他コンパクト4WD)

3ドアのジムニーシエラと比較すると、居住性や荷室の使いやすさが大きく向上。ただし重量増により燃費と旋回性は若干劣る点もあります。

10. どんな人におすすめか?

  • アウトドアや車中泊を楽しみたいファミリー
  • ジムニーの走破性を日常使いしたい人
  • MTもしくはATの選択肢を求めるジムニーファン
  • 5ドア化で日常の利便性を重視する人

11. まとめ・購入前のチェックポイント

ジムニー ノマドは、5ドア構造とシエラベースの強固な性能を併せ持つSUVです。納期の長さと価格のプレミアム化には注意が必要ですが、用途に合えば非常に魅力的な選択肢です。早めの予約や情報収集をおすすめします。