「今より広い車が欲しいけど、運転しやすさも重視したい」「家族みんなで快適に移動できるコンパクトカーが欲しい」——そんなニーズを満たしてくれるのが、ダイハツ トールです。
トールは、軽自動車では物足りないけどミニバンまでは必要ない、という方にちょうどいい「スーパーハイト系コンパクトカー」。今回は、買い替えを検討している方に向けて、トールの魅力や選び方を詳しく解説します。
1. ダイハツ トールとは?
ダイハツ トールは、2016年に登場した5ナンバーサイズのトールワゴンです。「軽自動車の使い勝手」と「普通車のゆとり」を兼ね備えた、実用性の高い1台として多くのユーザーに選ばれています。
特徴的なのは、軽自動車で人気のスライドドアや高い全高、コンパクトながら広い室内空間。街乗りからお出かけまで幅広く対応できる万能車です。
2. グレードと価格帯の比較
ダイハツ トールには複数のグレードが用意されており、装備内容や駆動方式によって選択が可能です。
- X(ベースグレード):必要最低限の装備で価格重視の方に最適。
- X“SA III”:スマートアシストIII搭載で安心感が高い。
- G“SA III”:快適装備が充実した人気グレード。
- カスタムGターボ“SA III”:ターボエンジン搭載で力強い走り。
価格は約160万~210万円程度と、普通車の中でも手が届きやすい設定となっています。
3. トールのデザインと内装の特徴
外観はコンパクトながら背が高く、存在感のあるデザイン。特に「カスタム」系はフロントグリルがシャープでスタイリッシュです。
インテリアは実用性を重視した設計で、収納スペースも豊富。インパネシフトの採用により足元も広く、操作性にも優れています。シートも厚みがあり、長時間の運転でも疲れにくいのが特徴です。
4. 室内空間・収納力・シートアレンジ
トール最大の魅力は、その圧倒的な室内空間の広さです。全高は1,735mm(2WD)と高く、室内高も1,355mmと大人が余裕で座れる空間を確保。
後席はスライド&リクライニングが可能で、荷物の量や乗車人数に合わせて柔軟に対応可能。買い物やアウトドアなど、さまざまなシーンで活躍します。
- 後席スライド量:最大240mm
- 荷室容量:シートアレンジ次第で大容量
5. 走行性能と燃費性能
トールのエンジンは、1.0L直列3気筒エンジン(自然吸気またはターボ)を採用。ターボモデルでは軽快な加速が可能で、街乗りも高速道路も快適にこなせます。
燃費性能(WLTCモード):
- NAモデル:約18.4km/L
- ターボモデル:約16.8km/L
コンパクトカーとしては平均的な燃費性能ですが、使い勝手の良さを考えると十分に経済的です。
6. 安全装備と先進機能
ダイハツ トールには、「スマートアシストIII」が搭載されています。これにより、以下のような先進安全機能が利用可能です:
- 衝突回避支援ブレーキ機能
- 車線逸脱警報機能
- オートハイビーム
- 先行車発進お知らせ機能
また、全車に「バックカメラ」や「スマートキー」なども用意されており、安全性と利便性が両立されています。
7. トヨタ ルーミーなど競合車との比較
トールはOEM供給車が存在しており、トヨタ ルーミーやスバル ジャスティが姉妹車となります。基本性能はほぼ同じですが、販売網やブランドイメージに違いがあります。
車種 | 価格帯 | 主な違い |
---|---|---|
ダイハツ トール | 160~210万円 | 本家モデル、装備の選択肢が豊富 |
トヨタ ルーミー | 170~220万円 | 販売店網が多く手厚い |
スバル ジャスティ | 170~220万円 | アイサイト非搭載、見た目に個性 |
予算や販売店との付き合いで選ぶとよいでしょう。
8. トールはこんな人におすすめ
- 軽自動車では物足りないが、コンパクトさは重視したい方
- 小さな子供のいる家庭
- スライドドア付きで乗り降りがラクな車を探している方
- 荷物が多い人、アウトドアや買い物が多い方
9. 賢い買い替えのポイントと注意点
トールに買い替える際は、以下のポイントに注意しましょう:
- スライドドアは電動か手動かを確認:子育て中の方には電動がおすすめ。
- グレードによる装備差に注意:安全装備や快適装備が異なる。
- 下取り価格の比較:買取専門店との比較も忘れずに。
また、新車購入だけでなく、登録済未使用車や認定中古車を選ぶとコストパフォーマンスも高くなります。
10. まとめ:トールは家族にも通勤にも使える万能モデル
ダイハツ トールは、コンパクトながら広い室内空間と高い実用性を兼ね備えた非常にバランスの良い1台です。特にスライドドアやシートアレンジ、安全性能の高さはファミリー層にも大人気。
現在の車からの買い替えを検討している方は、ぜひ候補として検討してみてください。実際に試乗して、その使い勝手の良さを体感してみると良いでしょう。