1. マツダ CX-60とは?注目される理由
マツダ CX-60は、2022年に登場したマツダのフラッグシップSUVであり、直列6気筒エンジンやプラグインハイブリッド(PHEV)を搭載した本格派です。日本車としては珍しい縦置きエンジンとFR(後輪駆動)ベースのプラットフォームを採用し、走りの質感や高級感が大幅に向上しています。
2. CX-60のグレードと価格帯の違い
CX-60は以下のような複数のグレード展開があります:
- 25S S Package(2.5Lガソリン)
- XD L Package(3.3Lディーゼル)
- XD-HYBRID Premium Sports(マイルドハイブリッド)
- PHEV Exclusive Modern(プラグインハイブリッド)
価格帯は約320万円〜570万円。パワートレインや装備の違いにより、乗り心地や燃費、性能にも差が出ます。自分のライフスタイルに合ったグレード選びが重要です。
3. エクステリア・インテリアのデザイン性
マツダ独自の「魂動デザイン」に基づき、エクステリアは洗練された美しさを追求。インテリアでは、上質な素材(ナッパレザー、リアルウッドなど)と職人技が融合し、高級SUVにふさわしい空間が広がります。
特に「Premium Modern」では白系の内装が採用され、欧州車のような洗練された印象が特徴です。
4. パワートレインと走行性能の特徴
CX-60最大の魅力はその多彩なパワートレインです。
- 3.3L直6ディーゼル+マイルドハイブリッド:力強いトルクと静粛性
- 2.5L PHEV:EV走行も可能で都市部にも最適
8速ATやインテリジェントドライブセレクトにより、シーンに応じた滑らかな走行が可能です。FRベースの構造により、走りのバランスが非常に優れています。
5. 燃費と維持費:ライバル車との比較
燃費性能はパワートレインによって異なります。
- ディーゼルモデル:18.3km/L(WLTC)
- PHEVモデル:EV航続距離60km以上、ハイブリッド時16.2km/L
維持費では、自動車税や重量税の減免が適用されるPHEVモデルが有利。また、ディーゼル燃料の安さも長距離ユーザーにはメリットです。
6. 安全性能と先進装備
最新の「i-ACTIVSENSE」搭載により、運転支援や衝突回避性能も万全です。
- 全車速対応のアダプティブクルーズコントロール
- 360度ビューカメラ
- 車線逸脱警報、衝突被害軽減ブレーキなど
JNCAPでも高評価を受けており、家族で安心して乗れる一台です。
7. CX-60を選ぶメリット・デメリット
メリット
- 国産SUVでは稀なFRベース+直6エンジンのパッケージ
- 内外装の高級感が抜群
- PHEVやディーゼルなど選べるパワートレイン
デメリット
- 車体サイズが大きく取り回しに慣れが必要
- 価格帯が高めで、予算によっては選択肢が限られる