ベンツ GLA ディーゼル
ベンツ GLA ディーゼル
ドイツでは、古くから重化学工業が発達してきた。
基礎となる科学の分野で他国を凌駕する技術が成立したのである。
よく民族性という言葉で国柄を表すが、
ドイツにおいては緻密、正確、勤勉というところになるかもしれない。
あくまで一般論であるので、
全てのドイツの分野に当てはまる訳ではないが、
それでも国民性をかいま見るようだ。
日本とよく似たところがある。
というか当てはまる。
であるが、頑なまでの一徹さを追及する面は、
ドイツの方が顕著に思える。
融通が利かないところが欠点になるが、
それでも自分の意志を明確にして
譲らない部分があるという見方もできる。
2014年から市場に出回るメルセデスベンツGLA ディーゼルは、
そうしたドイツらしい技術抜きに語れない。
何より燃費が素晴らしい。
ディーゼルエンジンのGLA200CDIで23.3km/Lといわれている。
トヨタのプリウスの燃費が30km/L程度といわれているので確かに、
ハイブリッド車と比較すれば劣る。
であるが、掲げた数字だけを見て
燃費の優劣を比べるのは早計かもしれない。
プリウスは、ガソリンを消費し、
巨大なバッテリーをいづれ交換することになる。
痛みの少ない信頼性の高いドイツの誇る
メルセデスベンツのディーゼル車はガソリンより安価な軽油を使用し、
長期にわたって安心して乗れる。
しかも昔とは比べられないほど、排気ガスはクリーン化されているのだ。