新型スカイラインターボの評価
新型スカイラインターボの評価
5月の発売を目論んで楽しみしていたスカイラインのファンには、
残念なことに少し発売日が延長し、
ちょっとガッカリだったのは記憶に新しいです。
早く試乗してみたい人にとっては、
その評価が200GT-tには注がれていますね。
ダイムラーとの提携で、ベンツE250同等と噂されていましたが、
次世代ターボ車として、タイプSPのレポートが早くも話題です。
最高出力211psを5,500回転で叩き出し、
実用回転域はこれまでのスカイラインに比べ、
新型スカイラインターボでは、かなりスペックが上です。
トルクで言えば、3.5リッター車クラスなので、
これは市街地で頻繁に使用する、
低速域ではアクセルワークが楽になりそうな仕様ですね。
ハイブリッド車には、
今回は3.5リッター6気筒Vタイプエンジンをベースにしており、
350GTは流石に200GT-tよりもパワーでは勝るにも劣らない性能。
しかしこちらは、駆動域は低速回転では逆に低下し、
緩い加速の場面では、アクセル応答性は若干、緩慢な気もしますね。
ターボ車として、忠実なアクセルワークを期待するのなら、
ターボラグを感じさせない200GT-t に軍配が上がります。
ハイブリッド仕様車では、市街地乗りでは、
まだまだ改善する余地があると言えそうで、
完全停止からの再始動時のエンジンノイズは、ちょっと粗めですね。
200GT-tには、一般的なパワステが標準仕様となってますが、
今秋には、ダイレクトアダプティブステアリングが搭載される予定です。
しかし操舵感は、この標準的な電動油圧式でも、滑らかで、
運転の楽しさはハンドルに伝わる設計を、今回の日産も心がけています。
従って、ハンドルフィーリングは、
オプションで搭載予定の高機能ステアリングで無くとも、
なかなかの好感触だったりするんですね。
走行モードは4段階で選択可能ですが、
日常走行ではスタンダードで充分、走りを楽しめる車に仕上がってます。