新型スカイライン販売台数
新型スカイライン販売台数
日産車の弱点ってあるそうですが、
それはフルモデルチェンジのタイミングが遅く、
結果的に多少ラグのある性能評価といったところにありそうです。
ミドルクラスであるティアナなどは、
2.5リッター4気筒で242万円台で魅力的なクルマだったのに、
アイドルストップなどのトレンド機構が付いてなかったりと、少々残念。
新車乗用車販売台数ランキングでは、日産は常連のものの、
ノート、セレナ、2014年6月最新データでは、
8位以下にそれでも転落しています。
しかし4月に日産側が神奈川県で説明会を行った時は
結構強気の発言が、新型スカイラインには出されていました。
その中核として捉えるのが、
戦略として世界市場を意識した2リッタークラスの、スポーツセダン。
5月に世界の総販売台数を、
日産は全車種で累計520万台を突破するだろうと、予測しています。
2014年の販売目標、新型スカイラインに関しては、
月200台としていましたが、3月で既に15倍の3,097台を突破。
販売台数は、多くのモータージャーナリストが低迷すると予想した台数を、
かなり大幅に超えてきているようです。
トータルで考えると、元々大ヒットが少ない自動車メーカー、
更にはちょっと控えめな予想台数で、15倍は結構大きな数字ですが、
今後はシュリンク状態になるかもしれませんね。
走りと安全性能を”同乗”させると、スポーツセダンは、
今の時代、誰が買うのか?という話になってきます。
しかしこの疑問は、北米では少々違って、
インフィニティQ50の名で販売実績があるスカイライン。
北米マーケットでは、5万台の販売実績を誇り、
つまりは、こうした国際市場を狙ってのフルモデルチェンジが、
新型スカイラインなんです。
つまり、日産が今回の新型スカイラインに込めた思いは、
あのインフィニティのフロントエンブレムに表現され、
戦場はヨーロッパと言う事が言えそうですね。