フォルクスワーゲン ゴルフR

フォルクスワーゲン ゴルフR

フォルクスワーゲン ゴルフR

フォルクスワーゲンが大衆車を提供してきたことに
異論を出す人が出てくることはあるまい。

もともとがドイツの国策として国民の
モータライゼーションをスタートとした会社であるだけに
DNAというか社風、遺伝子を引き継いできたと思える。

とある時期まではそうであった。
であるが、フォルクスワーゲン ゴルフR のスペック
と価格帯を見れば、どうもそればかりでは
ないということがわかってくるのである。

メルセデス、BMW、アウディが提供するような高級車までは
いかなくてもそれなりに高級感が出てきているのである。

かつてトヨタのカローラが大衆車として
市場を占有していた時代があった。

カローラが、急に高級な雰囲気に変わっていったのは
バブルが終焉するくらいだっただろうか。

世の中が、高級なものに一斉に飛び付き、
信じられないほどに世の中のお金が動いたバブルの時期に
開発したクルマがバブル終焉と共に市場に出てきた
皮肉な現象だっだかもしれない。

よもやフォルクスワーゲンがそのような道を
辿るわけもないが、世界は変化している。

大衆車は新興国のクルマメーカーがその気になれば
安全性と品質を抜きにすれば、あり得ない程に安いクルマが作れる。

確固とした安全性と品質こそが、強みとなり、
顧客の信頼を得て安定した売り上げが確保できるというものだ。

フォルクスワーゲンが、新興国との競争も視野に入れて
かつての大衆車のみという路線ばかりでない開発を
行うのもあり得ることである。

2013-11-10_124907