ロータスエリーゼ 雨
ロータスエリーゼ 雨
ロータスは、高級車である。
高級車となる理由は、コストが高いからである。
単純にコストといいながら、その実は、自助努力で
低コストとなり得るものは無尽蔵にある。
人件費もさることながら部材費や生産リードタイム
などコスト削減のテーマは尽きるところがない。
生産時の動線など細かいところに工夫すれば時間の
短縮につながる。
時間イコールコストである。
工具を出しっぱなしにしてどこにしまっているか
わからなくなり、その工具を探している間に時間が過ぎる。
この場合の無駄な時間イコールコストだ。
どうやればこの限りなく地味なコスト削減ができるか
と知恵を絞る。
一人でやるより、何人かで懸命に知恵を絞ってみる。
簡単に答えができるわけではないが、5S活動を
グループで行ったりすると現場でしかわからない
ことに改善ができたりする。
驚くほど地味な活動である。
しかしこのような地味な活動の先にその現場固有のノウハウ
が生まれる。
祈祷や占いによって世の中は進展しない。
あくまで脳から汗が出るように知恵を絞らなければ
進化はないのである。
そのような地味な努力の結晶がトヨタのクルマであったりする。
安価イコール粗悪ではないのだ。
ロータスが高級車であるからと品質も高級であると鵜呑みに
してはいけないのである。
つまり、ロータスは豪雨で運転しても何ら問題なしとしては
危険なクルマの部類なのだ。