BMW 320d m sport
BMW 320d m sport
BMW 320Dの燃費が良い。
それもそのはずでディーゼルである。
19km/L の実績になろうかというので大したものだ。
一般にディーゼルは、音がうるさく、馬力が足りず、
排気ガスが良くないとは昔のはなしである。
今や、BMW 320Dのディーゼル・エンジンは、最新の
コモンレール直噴システムに、エンジン回転数に応じて
過給圧を制御する可変ジオメトリー・ターボチャージャー
(VGターボ)を組み合わせてしまっている。
最高出力は現行320iと同じ184psであり、最大トルクは6気筒
ガソリンターボの先代335i に迫る380Nm(38.7kgm)を
発揮してしまうのだ。
もはやディーゼルの革命といってよいだろう。
ガソリンと軽油はエネルギー熱源としての特性が異なる。
より引火力の高いガソリンによって馬力が出るものと
していたがここに至ってディーゼルによってそれを可能な
ものとした。
ヨーロッパの環境基準に適合するくらいクリーンな排気ガスである。
ディーゼルには、長く乗用車に採用されてこなかった歴史がある。
黒煙が出たり車両の振動が激しかったせいもある。
しかし、ガソリンと立場が変わるくらいの勢いとなってきている。
BMW 320Dによって科学技術の日進月歩を感じる。