ミニクーパー 新型 2014 クラブマン
ミニクーパー 新型 2014 クラブマン
ミニクーパー 新型 2014 クラブマンは、
かつてのクーパーのイメージを塗り替えて
いるかのようだ。
車体サイズが若干大きくなっている。
しかもセダンのように4ドアである。
とはいえ、クーパーの遺伝子は確実に残っている。
クーパーの魅力は何と言ってもその小ささにある。
クーパーは、オリジナルな要素が満載のクルマだ。
通常、高い買い物となるクルマを購入する場合、
車内スペースの広いクルマを選びがちになる。
クルマを移動スペース、居住スペース、物流手段
ととらえるとわかりやすい。
生活材を運ぶことができるクルマは実に多様な
目的に適うのである。
この観点からもちろんクーパーは失格だ。
スペースが狭すぎる。
しかし、クーパーには大きいクルマにない良さがある。
道路路面との一体化である。
運転座席の低さによって
あたかも路面の上を座ってスケートボードしているか
のような感覚に陥る。
この感覚は車内スペースの狭さによって更に効果を発揮する。
颯爽感と呼んでいいものだろうか。
直接、風を切らなくても風を切っている感覚になる。
路面が近いことで、クーパーを疾駆させれば臨場感
抜群の世界を見ることができるのである。
大型車では決して味わうことができない世界だ。
路面が滑るように眼前に現れ、過ぎていく。
あらゆるものが大きく感じる。
ダイナミックな世界を見せてくれるクルマなのである。