トヨタクラウンは、かつて日本を代表する高級車であった。
今やレクサスのシリーズがあるのでトヨタ代表とまでは
言えないもののそれでも代名詞に近いステータスがある。
クラウンの新車は、大抵の若者には乗れない車種である。
ベンツ sクラス 新型 にいたっては大抵の大人が乗れない車種になる。
最低でも1,000万円を超す価格なのだ。
寸法もクラウンを縦横高さ、いづれも5cm~10cm程度上回る。
正しく正当なベンツといえる。
高級乗用車として、日本の街中を走るには限界に近いサイズである。
当然、高いからには良さが散りばめられている。
エンジン出力もそうであるが、何よりも安全性が素晴らしい。
衝突防止レーダーを搭載している。
ドイツには第二次大戦前からアウトバーンという
高速道路網が整備されてきた。
速度無制限という時代があったと聞く。
速い代償は、事故時の甚大さとなる。
ドイツで育った高級車には自ずとクルマの安全
に徹底した追及が伴ってきたこともうなずける。
にしても内装の贅沢な雰囲気は、
余裕のあるサイズから来るものであろう。
かといって余計なものはない。
元来、ドイツ人は大柄である。
日本人の1.3倍くらいありそうだ。
でありながら職人気質でもある。
細部にこだわりがあり、科学的思考が得意だ。
であるからこその伝統的ベンツであるわけである。