フォルクスワーゲン up 限定車
フォルクスワーゲン up 限定車
フォルクスワーゲン UPの 限定車は、
コンパクトである。
コンパクトは、軽自動車のようなイメージが
あるが、実際、近い。
だからといって薄っぺらくはない。
考えてみれば限定車というのは
心憎い販売手法である。
数に限りがある。
ということは、誰もが手にするものではない。
街中をクルマを走らせて自分と同じクルマを
見かけることがないことが期待できる。
ある意味、クルマは衣服に近いものがある。
「まとう」という言葉があるが、
自分の身を覆うという意味においてクルマが
おしゃれであることは、
服がおしゃれであることに近いものがある。
おしゃれをして外出したときに、
自分と全く同じ服装をした人に出くわすならば、
自分が着ている服に醒めてしまう人も
少なくないことだろう。
人は、オリジナルなものであろうとするところがある。
もちろん、日本人ならば他人と
同化する安心感をもつこともあるだろうが、
心の奥で他人と違う自分を
アピールしたい人も少なからずいるものだ。
フォルクスワーゲン UP 限定車は、
そうした人の心理を突いているのかもしれない。
色が白と黒の2色しかない。
「White up」 「Black up」 である。
シンプルな色で限定という着想も
なかなか日本人には出てこないと思える。