ポルシェ パナメーラ GTS
ポルシェ パナメーラ GTS
ポルシェにしてはお買い得な1400万円前後の
クルマにパナメーラGTSがある。
最新モデルの流線型の車体とポルシェ独特の
デザインは健在である。
アウトバーンで鍛えられたスピード性能は、
時速100kmに到達するまでに僅か4.5秒、
最高時速288kmという性能は、
走り屋でなくとも一度は運転したいというものである。
インターネットで試乗記などを読むと
ポルシェ中のポルシェなどといった記載が多い。
実は四輪駆動でありながらコーナーリングは
軽いというから驚きである。
そもそもポルシェはその風格あるエンジン音によって
乗る者の気持ちを落ち着かせる類のクルマである。
内装でポルシェのこだわりを見ることができる。
運転席のメーターだ。
作りが5連となっている。
日本人の発想では出てこない可能性が高い。
見た目が古すぎるデザインだからだ。
過去の遺物と化したスポーツカーのメーターを彷彿とさせるのである。
ところがポルシェマニアは、
このあたりもどうやら垂涎もののようでもある。
手作り感もあるクルマであるからポルシェには
魅力があるといえるのかもしれない。
リヤのイメージは間違いなくドイツ車である。
日本のクルマにこの後姿はない。
日本人の感覚からすれば不恰好に見えるからだ。
しかし、これとてポルシェファンには
愛おしいものに感じることだろう。