新型ミニクーパー F56
新型ミニクーパー F56
BMWは、新型ミニクーパー F56で2014年春にフル
モデルチェンジするとの発表を行っている。
何が目玉かというとやはり、大きくなったという
ことが挙げられよう。
大きくなってしまった、という方が実感がこもる。
ミニは、小さいままの方が、ミニクーパーらしい
のであるが、BMWからすればそうはいってられない
というところなのであろう。
クルマメーカーは多種多様な車種を市場に送り込んでいる。
これは、市場占有率を上げることで会社の利益を生み出す
体質を上げていくことに他ならない。
このようななかで部材の共通化は大きなコストメリットを
生みだす。
共通部品があればあるほど、部材メーカーへの発注時に
最適な量で調達が可能になるからである。
最適な量を最適なタイミングで調達する運用は、正しく
トヨタのカンバン方式だ。
特殊品は、調達リードタイムが、長い。
これは、自分のところに余計に在庫を持つことになる。
ミニクーパーも小さいままであれば、部品共通化の面で
組み込むことができなくなるという事情があったと思われる。
頑なまでに小さいクーパーであれば、希少価値というものが
存在し得るのだが、経営面での合理化策から外れてしまった
のかもしれない。