BMW x1 評価
BMW x1 評価
成熟した市場でのビジネスでは、
いかにニッチの市場を生み出すかが
市場を有利に推し進める要因となるといわれている。
いわゆる隙間市場だ。
もっとも重要なのが、顧客の心理をつかんで
離さないことになる。
であるが、創造する以上に実際の利便性を
追及しなければ単なるブームで終わることになる。
BMW x1 は、そうしたクルマ市場のなかで
ブームでなく固定した顧客層を獲得できることになると思われる。
人間誰しも自分の個性を大事にしたいもので
特にクルマについては、高いコストである以上
自分の価値観や美的感覚を満たすものに乗りたいものだ。
スポーティー過ぎず、かといって畏まり過ぎず
自分に正直に乗りたいクルマであってそれでも
スタイリッシュな気品がクルマにあって欲しい
と願うものであるかもしれない。
そんなときに、BMW x1 を見せつけられたら
俄然、購買意欲が沸くというものである。
たとえば価格を抜きにすれば、保有したいはずである。
クルマは確かに消耗品である。
だがそれと同時に愛車、名車という言葉が世間に浸透
しているように人生の相棒的要素も十分備えている。
視点を変えれば乗車しているときは、
クルマに包み込まれているのだ。
あるいは、動く部屋でもある。
高級車、スポーツカー、レクレーション用などの
全ての要素を折衷したかのようなBMW x1はやはり
必要とされるにちがいない。